こんにちは!中国生活便利帳です。
これまで2回に渡ってご紹介してきた「中国シェアサイクルMobikeの登録」
Mobikeだけじゃない、「中国シェアサイクルに乗る前のチェック項目」
3回目の今回はいよいよ、中国各地に展開するMobikeを例に、実際にシェアサイクルに乗ってみます。
目次
今乗れるシェアサイクルの探し方から乗るまで
①シェアサイクルの探し方
まず街中で今乗れるmobikeシェアサイクルを探します。
mobikeアプリを開くと、どこに使用できるmobikeシェアサイクルがあるか調べることができます。
オレンジ色の自転車の表示が今使えるMobike自転車です。
②QRコード読み取り
自転車が見つかったら、自転車のハンドル部分、サドルの下、泥除け部分に付いているQRコードを読み取ります。自転車によりQRコードの位置が若干違います。
1元/30分で乗れる普通のモバイクはハンドルとサドルの下、0.5元/30分で乗れるモバイクライトはサドルの下と泥除け部分にQRコードが付いています。
Mobikeアプリ起動後トップページにある「ロック解除」をタップすると、スマートフォンのカメラが起動するので、QRコードを読み取ります。
③シェア自転車のロック解除
QRコードの読み取りが完了すると、「ピピッ」という電子音が鳴り、自転車のロックが解除されます。
④シェアサイクルに乗る。中国の自転車関連交通ルール
さぁ、シェアサイクルに乗って目的地に移動です。
中国では自転車は右側通行です。逆走すると最悪の場合罰金となります。郷に従い、流れに沿って走りましょう。最近は街中を走るシェアサイクルも逆走で警察に捕まるケースが増えています。
また、自転車は歩道でなく、車道を走ります。日本よりも道幅が遥かに広い中国の道路では自転車や電動バイク専用道路が設けられています。自転車もそちらを走ります。
周りに注意を払いながら、自分の存在をアピールするために暗い道や交差点などではベルを鳴らしながら走るとより安全です。
また、中国では12歳以下の子供が公道で自転車に乗ることは禁止されています。実際に、シェアサイクルに乗った子供が交通事故に遭う傷ましいケースも起こっています。
目的地が近づき、白い線で囲った駐輪スペースがあれば、そのスペース内にシェアサイクルを停めましょう。
⑤ シェアサイクルを降りる際は施錠を忘れずに
停める際は施錠をお忘れなく。レバーを下ろすだけで施錠できます。施錠完了時には「ピピッ」という電子音が鳴ります。
またアプリにこのような終了画面が出ますので確認しておきましょう(こちらは月間パス使用の場合の画面です)。通信状況が悪いと3分ほどこの画面が出てこない場合もありますが、しっかりと施錠ができていれば問題ありません。
もし施錠を忘れてしまったら
自転車番号を管理会社に通知すると対応してもらえます。アプリに走行履歴が残っていますので、正しい情報を送信しましょう。
送信すると管理会社が調査して強制施錠してくれます。通知から管理会社の対応が終了するまではアカウントがロックされて次の自転車に乗れませんので注意しましょう。
車両に不具合があった場合も同じような手順で通知することができます。
デポジットを支払ってモバイクVIP会員になる。
2018年4月に阿信がmobikeの登録をした際、昨年は必要だったデポジット299元を支払わなくても「お試し会員」として1元/30分を都度支払いしてシェアサイクルに乗れることを前の記事で書きました。
このお試し会員の場合、一週間10回までシェアサイクルに乗ることができます。
それ以上乗る場合はデポジットを支払う必要があります。
デポジットを支払う事でのメリットは
紅包车(お年玉車)に無制限に乗れる
→mobikeアプリで探すとお年玉マークがついている自転車。利用が無料な上、利用時間2分以上で紅包(お年玉)が貰える。
↑紅包車のイメージ図(画像ソース)
宝箱車に無制限に乗れる
→mobikeアプリで見た時にプレゼントマークがついている自転車のQRコードを読み取る際、紅包やスタンプが発行される。スタンプを何枚以上集めれば紅包と交換が可能。
↑宝箱車のイメージ図(画像ソース)
※その時々のキャンペーンで細かなルールに変更がある場合があります。
保険に加入できる
→1万元の損害保険と2000元の個人医療賠償保険に追加料金なしで加入できる。
デポジットの支払い方
デポジットは299元です。
アプリ起動トップページに「加入会员」というマークがあるのでそこをタップすると支払い画面になります。
支払い方法は、微信、支付宝、Apple Payから選べます。都合のいい支払い方法を選択してください。
デポジットはいつでも払い戻しが可能です。
裏技?! mobikeアプリを起動しなくてもスマホカメラでQRコードを読み取ればOK
mobikeのシェアサイクル利用時、mobikeアプリを起動→QRコード読み取り操作をしなくても、スマホのカメラ機能でQRコードを読み取れば自動的にmobikeアプリが起動可能です。
上級編 アプリがなくてもWechat経由でmobikeが使える!
昨年から微信に新たに追加された機能「小程序(ミニプログラム)」。
行きかたは、「微信トップ→発見→スクロールして一番下」です。
ミニプログラムを経由すればmobikeアプリがなくてもmobikeサービスが利用できます。
初回利用時に携帯番号による認証作業が必要ですが、それが済めば一度mobikeアプリで登録した実名認証などのアカウントデータはミニプログ内のmobikeに引き継がれています。
ミニプログラムでのmobikeもmobikeアプリとほぼ同じ操作で使用可能です。スマホに入っているmobikeアプリを削除しても問題ありません。
百度地図からもシェアサイクルサービスが使える
最近リリースされた機能ですが、中国の移動時の必須アプリ、百度地図からMobikeをはじめとするシェサイクルサービスが使えるようになりました。
百度地図ってなに?という方はこちら↓の記事を参考に。
百度地図アプリトップページ下部「路線」という青いマークをタップ
すると下の画面になります。
共享单车(シェアサイクル)をタップすると付近のシェサイクルが表示されます。表示されるシェアサイクルの会社は上海の場合、Mobike、ofo、享骑电单车(緑色のシェア電動バイク)の三社です。
共享单车の下段にはQRコード読み取り機能があり、そちらをタップするとカメラが起動し、シェアサイクルのQRコードを読み取ることができます。
以上、mobikeの利用方法ならびに注意事項のご紹介でした。これまでの過去記事を参考に安全な中国シェアサイクルライフを楽しんでくださいね。
中国シェアサイクルシリーズ・過去記事はこちら