皆さん、こんにちは!中国生活便利帳です。今回は中国各地で展開するシェアサイクル、モバイクの登録や利用方法をご紹介します。
中国語:摩拜单车 móbàidānchē
日本語:モバイク
今や大抵の中国の街中で見かけないことはないと言っていいほど普及しているシェアサイクル。バスやタクシーに乗るほどでもないけれど、歩くのはちょっと遠い・・・そんな場所へのお出かけにシェアサイクルは便利です。
見かけたらササっと乗れて、目的地近くに着いたら駐輪場(これも中国あちこちにある)に停めて終了。
疲れたから帰りはバスやタクシーで帰りたい、自分の自転車に乗って来たなら必ず乗って帰らなければいけませんが、シェアサイクルならそのまま乗り捨てで構わないんです!自転車盗難に頭を悩ませる必要もなく・・・シェアサイクルを始めた人、ほんと頭いい!
しかーし、そんな便利なシェアサイクルの快適な利用も安全があってこそ。ほぼ毎日利用している筆者ならではの目線でシェアサイクルの使い方・コツをご紹介します。語ることが多いので今回は数回に分けてご紹介しますよ。
この記事ではモバイクの概要と登録方法を中心にご紹介します。
目次
モバイクは中国のどこで乗れる?
現在の展開都市はこちらです。(2018年4月時点)
上海、北京、広州、深圳、成都、寧波、厦門、佛山、武漢、昆明、南京、東莞、珠海、済南、福州、天津、汕頭、長沙、合肥、海口、西安、南寧、南昌、無錫、鄭州、石家庄、泉州、徳陽、徐州、漳州、保山、綿陽、日照、蕪湖、江門、恵州、枝江、貴陽、洛陽、唐山、杭州、大連、臨汾、張家口、銀川、仙桃、ラサ、常徳、林州、秦皇島、辛集、徳州、台州、蘭州、衡陽、温州、六安、瀋陽
※百度百科より抜粋。中国国内展開都市を進出順に記載。
皆さんがお住まいの都市名はありますか?
モバイク使用環境
上記に挙げた中国の各都市で
なおかつ
②スマホでモバイル通信またはWi-Fiが使える
③スマホで支付宝(アリペイ)か微信支付(ウィーチャットペイ)決済ができるようになっている
④モバイクに会員登録しており実名認証を済ませている
方であればモバイクのシェアサイクルを利用することができます。
なお、デポジット(保証金)299元を支払っているとVIP会員扱いになります。ただ、VIP会員といても特にVIPなサービスを受けている感じはしませんね、正直・・・笑
モバイク登録手順
それでは、モバイクの登録方法を上に書いた順に説明していきます。
中国の携帯番号を持っている
こちらの記事を参考に、まずは中国携帯電話の契約を済ませてください。
続いてスマホの確保。モバイクはiPhoneでもAndroid携帯でもどちらでも使えます。
スマホでモバイル通信またはWi-Fiが使える
スマホであれば普通インターネットに接続できますが、大事なのはパケット残高と電波の強弱です。いざという時に電池切れや流量不足で使えないのも悲しいのでそれだけご注意ください。
ネットワークに接続していないとシェアサイクルの利用はできません。ネットワークの調子が思わしくない場合はスマホのブルートゥース機能を合わせて利用すると開錠がスムーズになります。
スマホで支付宝(アリペイ)か微信支付(ウィーチャットペイ)決済ができるようになっている
中国の携帯番号とスマホを持っていれば支付宝や微信が利用できます。
親族や友人などから送金してもらって支払い機能を使えるようにしておくか、中国の居留許可を取得している人であれば中国で銀行口座を作ることができますので、口座番号を紐付けしておいてください。
銀行口座開設はこちらの記事を参考に
モバイクに会員登録して実名認証を済ませている
ここからが大事な内容。
モバイクのアプリをダウンロードしてください
アプリストアで「mobike」と入れて検索してください。
このマークがスマホ画面に表示されればアプリダウンロード完了です。
モバイクの会員登録方法
会員登録の際には、スマホとパスポートを手元に用意しましょう。
まずは携帯番号の登録。SMS認証が必要ですので通信状態の良い環境で行ってください。
①ダウンロードしたアプリをタップします。
②アプリを起動すると電話番号の登録画面が出てきます
「携帯番号を入力してください」のところに電話番号を入力します。
その後、「コードを送信する」をタップすると、数秒でショートメッセージが届きます。
認証コードの欄に認証コードを入力し、「開始」をタップします。
個人認証をする。
携帯電話番号の登録が完了したら、続いては個人認証です。
実名認証のデフォルトの画面は「中国人のIDカード番号を使っての実名認証」です。
mobikeではパスポートでも実名認証が可能です。
記入欄の下に赤字で「中国人のIDカードがない人や何度も実名認証を失敗している人はこちらをタップ」と書いてあります。
①パスポートによる実名認証画面へ行く。
②記入欄に必要事項を記入する。
・名前→パスポート表記通り(英字) ※アルファベットの大文字、小文字にも注意。
・身分証明書番号→パスポートの番号を入力 ※アルファベットの大文字、小文字にも注意。
・国→国籍を入力。日本なら漢字で「日本」でOK
必要事項の入力に加えて、身分証明書の写真2枚が必要です。
・身分証明書を持った写真
・証明書の写真
見本写真に表示されている「+」のマークを押せばアップロードできます。見本通りに撮れば問題ないのでその通りに撮影してアップロードしましょう。
・送信
現在、必要情報を送信したらそのままmobikeが利用できる仕様になっている模様です。実名認証が通るのに遅くて1日、早くても1時間は覚悟していたので驚きました。(阿信が2018年4月に登録した時の実例)
これでモバイクが使えるようになりました!
デポジット(押金)について(※2018年4月情報)
阿信がmobikeに利用登録をした際、デポジットの支払いをせずにそのままmobikeの利用が可能でした。
昨年mobikeに登録したさくらさんは利用登録時にデポジットの支払いが必須だったそうです。
デポジットの金額は299元。微信や支払宝、Apple Payで支払いができます。
現在阿信の会員ステータスは、デポジットを納めていない「お試し乗り会員」。お試し会員は週10回までシェアサイクルを利用することができます。
通常時の使用料金は30分1元です。自転車によっては30分0.5元です。利用時間が30分未満の場合も30分の料金が最低かかります。
それ以上の利用が必要な方はデポジットを支払ってVIP会員になります。出勤などで毎日長時間利用する人なら定額チケットを購入する方がお得です。20元/月、60元/月の2種類あります。
今回の記事の方法通りに登録が完了し、mobikeのシェアサイクルが使えるようになりましたので、実際に乗ってみたくなりますよね??
その前に!シェアサイクルを使う前に知っておきたい重要ポイントがあれこれあるんです。
次回はmobikeシェアサイクルの利用方法と乗る前の注意事項を紹介します。