こんにちは!中国生活便利帳です。
皆さん、普段の交通手段は何を使っていらっしゃいますか?タクシー?地下鉄?それともバス?交通渋滞の激しいエリアに住んでいる方なら、公共交通機関よりも自転車が便利な方もいらっしゃることでしょう。
自転車での移動は都市部在住の大人だけの世帯であれば、シェアサイクルの利用がとても便利なのですが、お子さんがいらっしゃる方にとってはそうはいきませんよね?
そこで今日は中国の生活を便利にするアイテムの1つ、自転車について、中国国内でメジャーなメーカー及び販売店をいくつかご紹介したいと思います。
目次
しゃんはいさくらの愛車!デカスロンのシティサイクル
簡体字&ピンイン:迪卡侬(díkǎnóng /ディー2カー3ノン2)
日本語通称:デカスロン
デカスロンは1976年にフランスで設立された大型スポーツショップで、2003年に中国に進出しました。現在中国全土に100店舗以上展開しています。
↑上海市内デカスロン店舗
スポーツ用品、アウトドア用品、衣料品などが揃っていて、価格も比較的リーズナブルな点から中国人に人気です。
下の写真はデカスロンの自転車売り場です。
自転車を買う時は中国語で何と言う?
自転車が欲しいときは、店員さんに
wǒyàomǎi zìxíngchē/ウォ3ヤオ4マイ3ズー4シン2チャー1
→(訳)自転車を買いたいです。
中国の公道では子供を自転車に乗せる事禁止
デカスロンの自転車売り場にはシティーサイクルの他にもマウンテンバイクや子ども用自転車もあります。
でも中国でお子さんを自転車に乗せる場合は注意!
しゃんはいさくらの愛車はデカスロンのシティサイクル
こちら、オンボロでお恥ずかしいのですが、しゃんはいさくらの愛車、デカスロンで購入したシティーサイクルです。
この自転車を買ってから既に8年経過していますが、今も現役で子どもの習い事の送り迎えにとても重宝しています。当時、599元(現レートで約1万円)で購入しました。
後ろに付いている子ども用シートは別途タオバオで購入したものです。
タオバオ検索キーワード「自行车 儿童椅 出口」
デカスロンでも子供用の自転車シートが売られていますが、3~4歳ぐらいまでの小さな子ども向けで、子どもが大きくなると乗れない&プラスチック製で自転車が転倒したときに割れる恐れがあると判断してやめました。
個人的に、デカスロンの自転車は中国で一押しです。コストパフォーマンスが良い点と購入後もお店に持っていくときちんとメンテナンスしてくれる点が気に入っています。
店舗検索はデカスロンのHPでできます。
中国人にダントツ人気のGIANT
簡体字&ピンイン:捷安特(jiéāntè/ジエ2アン1ター4)
日本語通称:ジャイアント
ジャイアントは1972年に台湾で設立された世界的に有名な自転車メーカーです。1989年に日本へ、中国大陸へは1992年に進出しました。
ネットで自転車を選んで店舗に取りに行ける!
GIANTはTモール(天猫)にフラッグシップショップを構えています。
自転車を選択し、全国各地にある実店舗に取りに行けます。
「提货门店(お店で受け取り)」を選択すると、このように、実店舗の候補が表示されるので受け取りに都合がよい店舗を選べます。
GIANTの実店舗はオフィシャルサイトからも検索できます。
お店検索ははこちらから、省、市、区、県を選択して探してみてください。
自宅の近くに店舗があると良いですね。GIANTもアフターサービスがしっかりしていますので、安心して乗れる自転車だと思います。
さくら義母の愛車はGIANT
こちらはさくら家お義母さんの愛車です。
私の自転車よりも歴史は古く、既に10年以上乗っていますが、故障知らずで市場への買い物に欠かせない足になっています。
ローカル老舗メーカーの「上海永久」
簡体字&ピンイン:(上海)永久(shànghǎi)yǒngjiǔ /(シャン4ハイ3)ヨン3ジォウ3)
日本語通称:永久、フォーエバー
※上海を付けないで言うことが多いです。
永久は中国国産自転車の老舗メーカーで、起源は1940年設立の歴史ある会社です。80年代、中国が自転車王国と言われた時代に大きく貢献しました。
このブランドロゴ、自転車とブランド名の漢字をうまく組み合わせた中国ならではのデザインですよね。個人的に気に入っています。
ネットで購入、完成車を自宅までお届け!
永久は京東ネットにフラッグシップショップを構えている他、天猫、蘇寧電器のサイトでも自転車を購入できます。
永久は完成車を自宅まで届けてくれるシステムになっていますが、一部部品は自分で取り付けになります。
中国各地に実店舗もたくさんありますので、そちらで購入することもできますよ。
実店舗は永久オフィシャルサイトで探せます
安さが魅力のローカルメーカー「鳳凰」
簡体字&ピンイン:凤凰(fènghuáng/フォン4ホヮン2)
日本語通称:フェニックス?
鳳凰も国産自転車の老舗メーカーです。元は上海自転車三廠といいましたが、1959年に鳳凰ブランドとしてスタートし、現在に至ります。
459元の自転車(画像元)
鳳凰はオフィシャルサイトの他、京東、1号店などでも購入可能です。300元代から買える低価格が魅力ですが、ローグレード品購入者のクチコミを読むと当たり外れがあるようですので購入には注意。
複数のメーカーの自転車を比較できるスーパーで購入
全てのスーパーではありませんが、全国各地にある大型スーパーでも自転車を取り扱っています。
中国の大手スーパーについてはこちらの記事を参考に
スーパーでの購入の際には複数の自転車メーカーの自転車を取り扱っているので、比較するのに便利です。中国で自転車の購入を考えられている方は一度覗いてみてください。
先ほども紹介したフレーズで店員さんに自転車が欲しいと言うと、購入の手配をしてくれます。
wǒyàomǎi zìxíngchē/ウォ3ヤオ4マイ3ズー4シン2チャー1
→(訳)自転車を買いたいです
スーパーでは自転車の購入はできるものの、アフターサービスは提供していません。何かあった場合は、街中の自転車屋さんで対応してもらうことになります。
街中にある自転車屋さんを覗いてみよう
以上紹介したお店以外ですと、個人オーナーが経営の小規模な自転車屋さんや輸入のマウンテンバイクを中心に販売しているオサレ系サイクルショップなどがあります。
当サイトで紹介した、中国最大口コミサイト「大衆点評」で検索してみましょう。
大衆点評の使い方はこちらを参考に
検索窓に“自行车(zixingche)”と入力し、更にカテゴリーで“购物”を選択すると、自転車販売店がリストアップされます。
更にエリアを絞れば、自宅や勤務先近辺のお店を探すことができます。
もし自転車が壊れたら
元々中国では自転車が最も庶民の身近な乗り物でした。故障した際には修理屋さんや道端でも商売をしているおじさんがいたものですが、近年関連部門の取り締まりと技術者の高齢化などにより、道路脇で商売をしていた自転車修理のおじさんたちは年々その数が減っています。
自転車の修理をしてくれるお店が見つけにくい場合は、野菜市場近辺をターゲットに探してみて下さい。市場付近は人が集まりやすく、服のお直し屋さん、靴や傘のお直し屋さん、包丁を研いでくれるおじさん、自転車や電動バイクの修理をしてくれる人がいる可能性が高いです。
地元民っぽい人を見かけたらこう尋ねてみるのもいいですよ。
(fùjìn yǒu xiū zìxíngchē de dìfāng má /フー4ジン4ヨウ3シウ1ズー4シン2チャー1ダティー4ファン1マ)
→(訳)近くに自転車修理してくれるところありますか?
中国生活便利帳的まとめ
以上、中国の有名自転車メーカー及び自転車販売店のご紹介でした。
自転車のメンテナンスに困らないためにも、自分が住んでいる付近のアフターサービスがしっかりしているお店で購入することをオススメします。