いざ中国赴任!何を持っていけばいい?駐在員さんに実際に聞いてみた

皆さん、こんにちは!今日は中国赴任前準備で必要なものを現役駐在員(もしくは妻)の意見を元にまとめてみました。

赴任直後は仕事も生活も何かと落ち着かないもの。引っ越し荷物の重量制限があるなかで、どれだけ快適な暮らしが実現できるか、荷物を厳選するのはとても大変なことですよね。

これ持ってきて良かった!あれを持ってくれば良かった~。駐在員さん生の声を一挙紹介です!

阿信
私も6年前は夫の駐在で上海に引っ越したのでその経験を基にコメントを入れますね!

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海外引越しってこんなに大変だったんだ・・・

家族で上海に駐在することになったAさんご家族。

引越し荷物の受け取りの便宜を図るため、ご主人は一足先に単身で上海へ赴任しました。車の売却からお子さんの幼稚園の手続き、引越し準備をすべて奥様一人で対応されたそうです。

阿信
ああ~。これ、私と全く同じ。家族での赴任って同時でなくて、最初の数か月から半年は旦那さんが先に行くというパターンが多いんですよね。私も日本に残っての雑務は全て私がしました。

車の売却時に必要なのが「印鑑証明」。これは住民票がある人しか取ることができません。旦那さん名義の車を売却したいのに、旦那さんは既に住民票を抜いて海外へ行ってしまうとその後が厄介です。車を売却予定で、その車が先に赴任される旦那さん名義の場合、旦那さんが赴任する前に印鑑証明を取っておきましょう。

※売却時点で印鑑証明の名義人が日本に住民票があるか否かは問題ではないので、印鑑証明を先に取って置いて問題ありません。

特に大変だったのはやはり引越し。

家財道具一式は
①レンタルスペースで保管するか(多くが会社補助あり)
②実家に送るか
③それとも売却や廃棄をするのか
で悩み、

赴任先に持っていくモノも、
①船便
②航空便
③ハンドキャリーする手荷物
をどう分けたらいいのか判らずに、行き詰まったことも。

引越し屋さんのサポートを受けながら、必要な書類を準備し、あっという間に引越し当日を迎えたのだそうです。

阿信
あああ、分かる分かる・・・出発前1週間くらい前から上海出発当日にかけてのあの極度のバタバタ状態は今思い出してもつらいです。引っ越しの準備だけでなく、友人とのお別れや子供の学校の手続きなどほんっっっとうにやる事盛りだくさんなんです。
家財道具を廃棄処分すると決めたら、お住まいの自治体の粗大ごみの予約を早めにしておきましょう。自治体によっては混んでいて出発日までに回収できない事態になることもあります。

航空便、船便が届く時期を事前確認しておく

船便払い出し後から赴任先での荷物受け取りまでの期間がどれくらいになるのかを引越し業者によく確認しておきましょう。

一般に荷物が届くまでに航空便は数日、船便は1~3か月ほどかかります。船便の輸送に時間がかかるのではなく、長期滞在ビザ(外国人居留許可証)が取れてから船便の荷受けが可能になるためです。

赴任先が上海のような都会であれば、現地調達できるものもたくさんありますが、赴任直後の大変な時こそ、自分が使い慣れたものを持参することでメンタル面で救われることもあります。

また現地に到着する時間によっては、当日の買い物が難しくなる可能性もありますので、乗る飛行機が現地時間の何時に到着するのかなど日程をよく確認した上で準備に臨みましょう。

冬の上海は結構寒い!

【駐在員Bさんの場合】
とりあえず長期出張のつもりで準備しました。会社はジャケット+コットンパンツといったカジュアルなスタイルで通勤できるので、スーツと革靴は1セットだけ準備し、あとは普段着を数セット持ってきました。

私が着任したのは冬なのですが、持ってきたアウターでは寒すぎて、こちらのユニクロで服を買い足しました。中国にはユニクロがたくさん店舗を出しているので助かります。上海の冬は思ったより寒くて、人生で初めてズボン下を履きました。

阿信
私も上海上陸は12月の初めでしたが、フリースに普通の靴履いてきたら、夫に「上海の冬をなめている!」とデパートに連れていかれましたね・・・。

たくさんあって困ることはなし!現金は多めに用意

【駐在員Cさんの場合】
先輩駐在員に言われて、現金を多めに持ってきました。今は生活が落ち着いているので自炊をしたりしていますが、赴任当初は生活用品を買い足したり、外食が重なったりして、お金を結構使っていました。今思えば、現金払いだけでなく、クレジットカードが使えるところではクレジットカードを使えば良かったです。

中国の大型ショッピングセンターはVISA、Masterが使えます。

また中国の銀行ATMではVISA、Masterカードで人民元もキャッシング扱いで降ろせます。状況によってはこの方法が日本円の現金を銀行窓口で両替するよりもレートがよくてお得な時もあります。

中国は電子マネー決済が普及していますが、それは携帯電話や銀行口座を開設してから初めて使えるものであって、着任してすぐに使えるわけではありません。後輩に立替えてもらったこともしばしば…。赴任して最初の給与を手にするまではやはり落ち着かなかったです。

先輩は家族帯同で赴任していて、お子さんの学校費用の初回分を立て替えるのに、現金が底をつく寸前だったそうです。だから私にお金は多めがいいと教えてくれたのだと思います。

そうそう、生活用品と言って思い出したのですが、中国で売られている歯ブラシはヘッドが大きくて使いにくいって本当なんですね。現地で買えばいいやと思い、持ってきませんでした。これは誤算でした。

阿信
そうそう、コンパクトヘッドの歯ブラシって上海でもなかなか見ないんですよね。子ども用歯ブラシで代用したりもできますが・・・。使い慣れたものの方がいいです。私は歯間ブラシや歯磨きペーストなどオーラルケア用品はもっぱら日本調達です。

ちょっと待って!それは船便に入れていいのかな?

【駐在員妻Cさんの場合】
我が家の引越しでちょっと失敗だったと思ったのは、子どものおもちゃを船便に入れすぎてしまったことです。

上海に来てから1ヶ月くらい経った頃だったのですが、日本にいた頃はそれほど愛着を持っているように見えなかったぬいぐるみはどこかと聞かれて困りました。

その後しばらくして船便が届いたので良かったのですが、海外にいるからこそ、そういったおもちゃが恋しくなったのかも知れません。

手荷物で食品を多めに持参したかったので、そればかりに気を取られていましたが、リラックスできる普段使いのものも手荷物としてきちんと残しておけば良かったです。

阿信
船便は1~3か月後に到着なんですよね。それを見込んでパッキングしないといけませんが、お子さんへのフォローも忘れずに・・・。私も上海来たばかりの友人に我が家にある子供用の日本語の本を貸したなぁ・・・

あと個人的な話ですが、ドリップコーヒーを多めに持って来たのは正解でした。

引越しの片付けに追われてメイクもしてない時って外出できないじゃないですか?笑 ちょっとした一服に、香りの良いコーヒーで癒された気がします。

意外と上海はあるようでなくて・・・

【駐在員Dさんの場合】
先輩に「上海は何でも揃うから大丈夫」なんて言われたけど、実際は持ってこれば良かったと思うものが結構あります。こっちでも確かに売ってるんですが、使い心地が違う気がするし、値段もこっちの方が高いですしね。僕はスキンケア品やシャンプーなんかは日本から持って来ました。

阿信
確かに同じメーカー、同じ品名なのになんか使い心地が違う、はあります。日本商品の輸入品を上海で購入となるとかなり高くなりますし。

あと、これは出張時の経験談でもあるんですが、ビジネスホテルにあるような使い捨てのスリッパがあるといいですよ。

着いた初日、マンションの部屋が汚くてびっくりしたんです。あれ?掃除してくれるはずじゃなかったかな?って。後から聞いたら、ちゃんと掃除したと言われましたが、僕は到着が夜で買い物に行けなかったので、余計にスリッパを持参した方が良かったなと思いました。

僕の場合、単身なので食品とかは持ってきてません。上海は出張では何度も来てておいしいお店を知っているし、すぐは作らないかなぁと。

あとは薬ですかね。普段使いの頭痛薬とか胃腸薬とか。自分が飲み慣れてる薬はマストで持参ですね。

食品、特に使い慣れた調味料はマスト!

【駐在員妻Eさんの場合】
何といっても食品。特に調味料は自分が使い慣れているものを持参すべきだと思います。日系スーパーに行けばあるにはありますが、選択肢が少ないです。例えばシマヤのだしの素が欲しいのに、スーパーにはほんだししかないとかそういう感じです。

ソース、醤油、マヨネーズ、ケチャップ、チューブの生姜、わさび、にんにく、コンソメ、鶏がらスープの素など、私は自分のお気に入りを持参して良かったと思っています。日本で食べなれた味にほっとできます。

具材を準備するだけで作れる「〇〇の素」系も重宝しますし、パスタソースもひとりランチに便利です。慣れない生活に疲れた時はご飯もささっと作れた方が楽ですし。慣れるまでの間こそ、現地調達ではなく持参がいいと思います!

しゃんはいさくら&阿信の場合

【しゃんはいさくらの場合】
私自身の経験で言うと、もしスーツケースに余裕があれば、お掃除道具も持参できるものは持参してはいかがかと思います。ウェーブやクイックルワイパーは軽くてとても優秀ですし、雑巾1枚をとっても、日本製と中国製は耐久性が違う気がします。

【阿信の場合】

私は持っていかなかったのですが、今でも「最初に持って行けばよかった」と思うものは

ズバリ!炊飯器

海外対応のもので、日本メーカーの高機能炊飯器を買えばよかったと今でも思います。

私は日本で使っていたものをそのまま運んだのですが、まず電圧が違うので変圧器なしには使えません。その後時間が経ってから変圧器購入。それまでは鍋でご飯炊いてました。

ようやく買った変圧器ですが、1台しか買わなくて、別の器具と使いまわししていたんです。ある日、変圧器にプラグをさすのを忘れ、そのまま中国のコンセントの差込口に入れ・・・

バスッ

という音がし、共に家中のブレーカーが下がりました。中国の電圧が合わず、日本から持参した炊飯器は哀れ、お亡くなりに。ホームベーカリーも同様にやってしまいました。

日本に一時帰国するたびに炊飯器の購入を考えますが、なんやかんやでその他にも荷物がもりだくさんでとてもとても炊飯器までは・・・それに私の実家はド田舎なので電気屋さんで実際目で見て商品を選ぶことができず。今は中国調達のちょっといい機種の炊飯器でご飯を炊いています。

阿信
でも意外な事に元米農家の両親が上海に来て我が家のご飯を食べたところ「ご飯美味しいわね!」と言われましたが。笑 

最近は中国の炊飯器でも美味しくご飯炊けるそうですけれど、私は日本で買いたかったなぁ・・・赴任前に購入して航空便の荷物に入れれば一番手間がないですね。

航空便に入れる際には箱から出して包装など取った状態にしましょう。特に電化製品の場合、新品ですと販売目的と見られ関税がかかってしまいます。船便であっても結構しっかり検査されることがある(経験談)ので、荷造りの際はパッケージを外すのを忘れずに。

あとはコンタクトレンズ。

私はワンデーの使い捨てタイプのコンタクトレンズを使っているのですが、上海でも買えるはずと思って1か月分しかもたずメガネ屋さんを訪ねたところ、同じメーカーのコンタクトレンズはあるものの、なんと私の眼球のカーブ(BC:ベースカーブ)が取り扱いがないとの事!これにはびっくり。

その場しのぎで別のメーカーでBCが合うものを購入したものの、なんだかしっくりこず・・・。そして日本でネットでまとめ買いする方が中国での購入よりもずっとお安い。以降一時帰国の度にまとめ買いしてハンドキャリーしています。

まとめ

皆さんそれぞれの熱い想いが詰まったご意見でしたね。

今回の記事を参考にして中国赴任時の荷物を検討していただければ幸いです。最終的には自分が飛行機に乗るときにハンドキャリーですが、

乗る飛行機の預け荷物の規定をしっかり確認しましょう。「重さ何kgまで」「戸数は何個まで」という荷物制限の情報はしっかりと事前チェックしてパッキングしましょう!

阿信
買うよりも高い荷物超過料金を取られるのはばかばかしいですし、その場で捨てるのもつらいですよね・・・。←経験者

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